Pet Doctor

お腹を毛がハゲるほど舐めるのはなぜか?

Text by susaki yasuhiko ( 須崎動物病院院長 , ペットアカデミー , ペット食育協会(R) Alternative Pet Nutrition Association;APNA )

2017.04.06

人は、
「知らないことを想像することはできない」
ものです。
ですから、
「今まで聞いたことも無い様なこと」
「知らなかったこと」
を聞いたときに、
興味を持つ

警戒する
かで、
その後の人生まで変わったりします。

例えば、須崎動物病院でよくあるケースに
「お腹を毛がハゲる程舐める」
というものがあります。

「お腹がハゲちゃって…。」と飼い主さんはおっしゃるのですが、
これは、ハゲているのではなく、舐めて擦れているだけですから、舐めなければ生えてきますし、舐めているうちは生えてきません。

毛の問題では無いことがわかったら安心ですね♪

そんなわけないですね(笑)

次は、「なぜ舐めているか?」
を探る必要があります。

もちろん、体表に問題があること「も」あるのですが、

当院では、「体内に問題があって、そこが気になるから舐める」
というペットが圧倒的に多いようです。

特に下腹部を舐めている場合、内臓の治療を行うことで改善することが少なくありません。

ですから、
体表にカビがあるか無いか?
寄生虫がいないか?
アレルゲンは何か?
シャンプーは?
食事をアレルギー様の処方食で!
というアプローチで取り組んでも改善していない場合は、
「皮膚に問題があるわけではない?」
と、解釈を変更する必要があるかもしれません。

同じ症状が続くということは、今やっていることが本質的な解決にはならない
か、
原因が再侵入を繰り返している
のどちらかか、両方です。

ぜひ、早い段階で動物病院で原因を究明していただき、原因を取り除いてもらってくださいね。

また、冒頭にもございましたが、「正しく知る」ことは、ものごとを複数の角度から見られる様になり、その結果、悩みを減らすことに繋がります。

特に「皮膚病」は、皮膚以外に原因があることが、少なくないようです。
ということを知るだけで、思わぬ突破口を見つけることに繋がるかもしれません。

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